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バリのダイブクルーズ

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バリのダイブクルーズ

バリのダイブクルーズで期待できるもの

バリ島では、コモド&ロンボクといった人気なエリア近くのダイビングスポットへの、ダイブクルーズを提供しています。ダイビングスポットへの交通の便が良い国際空港があることから、バリ島はダイブクルーズに最適です。多くのインドネシアのライブアボードでは、旅を忘れられないものにするために、出発点としてバリ島が選ばれています。バリ島を守るために地域住民が行った素晴らしい措置のため、島は何年もの観光の後であっても汚されていません。バリは、サーファーにとっての理想的な条件、活気のあるナイトライフ、古代宮殿、インドネシアで最高のダイビングスポットを備えた非常に人気の観光地です。また、2010年にバリ島の海域に設立された国立海洋公園は、重工業のような破壊的活動を禁止しています。

バリ島はウォレス線(Wallace's Line)と呼ばれるゾーンの真上に位置し、本質的にはアジアとオーストラリアの2つの非常に異なる海洋生態系が隣接しています。これによってバリ島には世界の他のどこにでも見られないような豊かな多様性が存在します。近隣の島であるヌサペニダ島(Nusa Penida)だけを見ても、247種のサンゴと562種の魚が住んでいると推定されています。

バリの海中

バリ島は多くのダイビングスポットに囲まれているだけでなく、スポット間のバリエーションも優れています。海水は通常、潮流によって非常に透明度高く保たれています。 クリスタルベイ(Crystal Bay)はヌサペニダ島(Nusa Penida)にあり、45m以上の透明度を維持しています。オニイトマキエイ(Manta ray)や地球上で最大の硬骨魚種であるマンボウ(Mola mola)は、バリのダイビングスポットの多くで一年中見ることができます。レンボガン島(Nusa Lembongan)にあるマングローブや、地元のダイバーのお気に入りのスポットでもジンベイザメ(whale shark)が見られたことが報告されています。

バリのダイビングスポット

バリの東海岸に位置するトランベン(Tulamben Bay)には、インドネシアで最も有名なダイビングスポットのいくつかがあります。例えば 沈船リバティ号(wreck of USAT Liberty) はその中の一つです。黒い崖が並んだ美しい湾には、バリ島で最高のマックダイブのひとつ’セラヤ’の秘密(Seraya Secret)があります。最近発見されたこのスポットでは、ピグミーシーホース(pygmy seahorse)やユウレイヨウジウオ(ghost pipefish)のような非常に希少な種をはじめ、熱心なマクロ写真家や小動物の鑑賞が好きな人にぴったりの、小動物が豊富に存在します。また、ミミック・タコ(Mimic octopus)、ハーレクイン・エビ(harlequin shrimp)、パターンのゼブラガニ(zebra crab)も見ることができます。 トランベン(Tulamben Bay) は、ドロップオフのウォール・ダイビングでも人気があります。魅力的な生物が住む壮大な岩々に沿いながら、素晴らしい視界と穏やかな潮流によって、ダイバーの方は爽快なドリフトダイビングをすることができます。

沈船リバティ号(Liberty Ship Wreck)の周辺の生物の密度は、おそらくトランベン湾に沿った他のどの場所よりも高いでしょう。 USATリバティ号は8〜30mの深さにあり、オープンウォーター認定のダイバーでさえ、この壮大な難破船の景観は素晴らしいと思うほどです。難破船は今やハードコーラルとソフトコーラルに包まれ、ツマグロ(blacktip reef sharks)ブ、ヨゴレザメ(oceanic whitetip sharks)、巨大なシマアジ(trevallies)やオニカマス(barracuda)などの遠洋種を頻繁に見ることができます。難破船を通り抜ける時に、詮索好きなチンアナゴ(garden eels)が砂から頭を突き出したりするのを見ながら、魚の群れがあなたの後を追ってくるのを楽しむことができます。

レンボガン島(Nusa Lembongan)はバリの南東にある3つの島の一つで、フェリーでわずか30分ほどのところにあります。ここの流れの強さはバリやヌサペニダよりもやや弱い傾向があり、初心者のダイバーにとって、良いスポットが多くあります。レンボンガン湾は最大深さ12 mの浅い湾です。大きなサンゴ礁の下方に、圧倒的なテーブルサンゴの露頭を見ることができます。ここでは多くの種の生物を見ることができ、帯状エビ(banded shrimp)、ゴーストパイプフィッシュ(ghost pipefish)、カニダマシ(porcelain crab)、タテジマキンチャクダイ(emperor angelfish)は、ここで見ることができるほんの一握りです。

ペニダ島(Nusa Penida)には、マンタポイントを含むいくつかの重要なスポットがあります。このスポットはクリーニング・ステーションとして知られており、莫大な数のオニイトマキエイ(Manta ray)が特定の魚(通常はベラ(cleaner wrasse))によって、寄生虫が取り除かれ清潔になる場所です。そして、ベラは簡単に食事を得ることができます。マーブル柄のエイ(Marble rays)や、コモリサメ(nurse shark)をを含 むいくつかの種のサメは、ここでもよく見られます。ダイビングスポットSDは、サンゴ礁の健康状態が優れているため人気があります。巨大なサンゴ礁の群生は、縞模様のウミヘビがそのサンゴ礁の枝の間をすべる一方で、多くの魚や無脊椎動物へ安全を提供する精巧な構造を作り出しています。

バリ島は素晴らしいダイビングを有していますが、バリ島から出発するほとんどのライブアボードは、コモド国立公園やロンボク島のダイビングエリアに向かいます。

ダイバーの方へのヒント

認定されたスキューバダイバーのすべてのレベルに適した、多くのダイビングスポットがバリ島を囲んでいます。しかし、バリ島周辺のほとんどのスポットには、時に警告無くかなり強い潮流が発生します。一般的には、これらのダイビングスポットは経験豊富なダイバーにとって最適です。どのようなダイビングでも行うのと同様に、見通しが悪いところをダイブする時は、サーフェイスマーカーブイ(SMB)と指スプールを使用して、自分の位置をマークすることをお勧めします。

多くのダイバーは、透明な海水と幻想的な景色が見れる場所を探しますが、それらの地域が有する潜在的な危険性(特にウォールダイビングにおける)を意識していません。強力な潮流と、一見無限の深さがあるように見えるサンゴ礁に対する’基準’がないと、一部のダイバーは方向感覚を失うことがあります。人は、深さを誤って判断してしまいがちです。したがって、コンピュータや深度ゲージを継続的にチェックしながら、良好な浮力調整(buoyancy control)をすることが重要です。ガイドはダイビング中に何らかの危険がある場合は警告することがあるので、ガイドには注意を払ってください。

バリへの行き方

ングラ・ライ国際空港(Ngurah Rai)はバリ島の唯一の国際空港です。バリの首都デンパサールから南にある海岸近くにあります。世界の多くの航空会社は直行便を運行していますが、ヨーロッパからの旅行の場合は直行便はありません。一般的には、バンコクまたはクアラルンプール、香港、ドバイ、シンガポールからの接続便となり、どの空港で接続されるは出発地によって異なります。

バリに到着すると、ダイビングヨットの大部分が出発するBenoa港への短い移動をすることになります。ほとんどの人がバリを移動するためにモペット(原動機付き自転車)を借りますが、空港内のレンタカー会社から車を手配できます。

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